読書日記
悪女入門 / 鹿島茂
この女性は男性にとってどう魅力的であり、その男性にどう作用したかが描かれている。
最初こそ、何だこのおぢ目線の性癖本、新書だからこんなものなのか………と思ったものの。
あとがきによると、筆者はなんと女子大教員であり、男性から異性として見て貰えないモテない女の子に誘惑技術を学ばせる方法…をフランス文学の講義でしていたのを書き直したもの、とのこと。
なんと親切なおぢさんなんだ。
高校生の時に本屋でタイトルを見かけて興味をそそられ、ずっと頭の片隅にあった1冊。
(もう無くなってしまった、津田沼駅前の昭和堂とかそんな名前の本屋さん)
社会人になって日比谷図書館でタイトルを見つけた時、その時の記憶が蘇りました。
取り上げられていた作品は大学時代に知ったり読んだりしたものが多く、高校生の自分が読むにはまだ早かったという事だったのかもしれません。
これを読んでから大人になっていたら、また違った人生を歩んでいたのかもとも思いながら。