読書日記
スパイよさらば
ジャック・ウィンチェスター
題名の通りのスパイ小説。
名前につられて手に取り、積読していた作品。
いつも積読してばかりなのですが、読みおわってから「早く読んでおけばよかった!」と思うところまでがいつも通り。
柳広司さんのジョーカーゲームにハマってから、スパイ物が大好きになりました。
といっても、よくあるアクション物はだめで、元スパイのサマセット・モームが描くようなリアリティがあるものが好きです。
今回の作品も、秘密裏にコソコソ動き回る所とか、人間臭さ(らしさ)に満ちていてよかったです。
きっと彼のような出来る人間は、生涯多くの人から求められる運命と定まっているのでしょうね。
自分の感情では、冒頭からフーゴのハッピーエンドを求めてしまいましたが。